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自動給餌器で餌が出すぎるときの対策と旅行前のチェック

自動給餌器で餌が出すぎるときの対策と旅行前のチェック

その一回転、多すぎませんか?旅行前の自動給餌器あるあるのイメージ

その一回転、多すぎませんか?旅行前の自動給餌器あるある

楽しみにしていた長期旅行や、急な出張。アクアリストにとって悩みの種は、留守中の愛魚たちへの餌やりです。そんな時に頼りになるのが「自動給餌器」。しかし、いざセットしてみると、こんな経験はありませんか?

「テストで一回転させてみたら、餌がドバッと出てきた…。うちのネオンテトラは10匹しかいないのに、これじゃ食べ残しで水が汚れきってしまう!」

これは、特に小型魚を飼育している多くのアクアリストが直面する「自動給餌器あるある」です。市販されている自動給餌器の多くは、ある程度の魚の数を想定して作られており、最小設定でもグッピーやラスボラのような小さな魚にとっては量が多すぎることが頻繁にあります。せっかく魚のためを思って導入したのに、逆に水質悪化で病気や全滅の原因になってしまっては元も子もありません。この「多すぎる問題」を、誰でも簡単に解決する方法をご紹介します。

テープ一枚で解決!餌の出口を物理的に小さくする工夫のイメージ

テープ一枚で解決:餌の出口を物理的に小さくする方法

大げさな改造は必要ありません。使うのは、ご家庭にあるマスキングテープ(もしくはセロハンテープ)だけです。手順は驚くほど簡単です。

  1. 餌の排出口を確認する
    まず、お使いの自動給餌器の餌が出てくる排出口(スライド式のフタやドラムの開口部)を確認します。
  2. 排出口をテープで塞ぐ
    次に、その排出口の半分から3分の2ほどを、外側からマスキングテープでしっかりと塞ぎます。ポイントは、剥がれて餌に混入しないよう、粘着力の確かなテープを使い、きっちり貼り付けることです。マスキングテープなら、後で剥がしやすく調整も簡単なのでおすすめです。
  3. 給餌量をテストする
    テープを貼った状態で、実際に使用する餌を給餌器に入れ、白い紙などの上で一回転させてみましょう。出てくる餌の量を確認し、ご自身の水槽の魚たちにとって適量になるまで、テープで塞ぐ面積を微調整します。

例えば、30cmキューブ水槽でラスボラ・エスペイを飼育している場合を考えてみます。最小設定でも明らかに量が多すぎたのですが、排出口の半分をテープで塞いだところ、まさに理想的な量の餌が出てくるようになりました。この簡単な一手間のおかげで、安心して旅行に出かけることができたのです。

プロはここも見る!餌の種類と底モノへの配慮のイメージ

プロはここも見る!餌の種類と底モノへの配慮

給餌量の調整ができたら、もう一歩踏み込んで押さえておきたいポイントでチェックしてみましょう。

まず、自動給餌器にセットする餌の種類です。フレークフードは湿気で固まったり、砕けて排出口に詰まったりしやすいため、あまり向きません。おすすめは、粒が揃っていて湿気にくい「顆粒タイプ」の餌です。特に夏場は水槽のフタの裏の湿気が給餌器に入り込みやすいので、餌選びは非常に重要になります。

次に、底で暮らす魚たちへの配慮です。自動給餌器は水面に餌を供給するため、コリドラスやクーリーローチといった底棲魚には餌が届きにくいというデメリットがあります。彼らのために、旅行に出かける直前に、食べきるのに時間がかかる沈下性のタブレットフードを1〜2粒、水槽の隅にそっと入れておいてあげると良いでしょう。ただし、入れすぎは禁物です。これもまた、水質悪化の大きな原因となります。

明日から試せる!出発前の「空回しシミュレーション」のイメージ

明日から試せる!出発前の「空回しシミュレーション」

最後に、皆さんにぜひ実践してほしい実用的なアドバイスです。それは、「出発の最低3日前から、餌を入れずに自動給餌器を水槽に設置し、タイマー通りに作動するかテストする」ことです。ここではこれを「空回しシミュレーション」と呼びます。

直前に慌てて設定すると、タイマーの設定ミスや、意外な湿気による動作不良などを見逃しがちです。3日前から空回しをしておけば、設定した時間にきちんとウィーンと作動音がするか、電池は持つか、水槽からの湿気で内部が曇ったりしないかなどを冷静にチェックできます。この一手間が、旅行中の不安をなくし、帰宅後に元気な魚たちと再会するための最も確実な方法なのです。

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水族館で1年半の飼育業務、アクアショップで3年間の販売業務を経験。お店でよく受けた質問をもとに、飼育で迷いやすい点をまとめています。

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